腫瘍・嚢胞の治療

当院では口腔外科を専門とする歯科医師が、
お口の中の腫れやできものの治療を
行っております。
病理検査も行っており、舌癌のような
口腔がんの検査も可能です。
また治らない口内炎がある場合にも
お気軽にご相談ください。

こんなお悩みはありませんか?

  • 腫れやできもの、ただれがある
  • 白い血や赤い血が出る
  • 2週間以上治らない口内炎のようなものがある
  • 口の中に血豆がある

腫瘍・嚢胞とは

歯ぐきや舌などの粘膜に現れる症状には、腫れ・できもの・ただれ・口内炎のようなものなど非常に多くの種類があります。
色に関しても、白い・赤い・血豆のような状態と様々です。
これらの症状は、良性腫瘍や嚢胞(のうほう)などの良性のものであることが多いですが、中には舌癌や歯肉癌などの悪性のものの場合もございます。
当院では病理検査も可能ですので、気になっている症状がある場合はすぐにご相談ください。

腫瘍・嚢胞とは

腫瘍(しゅよう)とは
体の中の細胞が本来の増殖サイクルの枠を越えて過剰に増殖したものです。
症状としては腫れやできものとなって現れることが多くあります。腫瘍と聞くと悪性腫瘍をイメージする方も多いかもしれませんが、腫瘍=悪性腫瘍ではありません。過剰に増殖した細胞が、その場にとどまって増殖するものを良性腫瘍、その場にとどまらず周囲に広がって増殖するものを悪性腫瘍といいます。

嚢胞(のうほう)とは
「のうほう」と読みます。間違われやすいものに「膿瘍(のうよう)」があります。
膿瘍は「膿(うみ)」という字が使われている通り、膿が溜まった状態を指します。嚢胞の「嚢」は「ふくろ」と読み、ふくろ状に液体や細胞が溜まった状態を指します。こちらも症状としては腫れやできものとなって現れます。

当院での治療について

痛みや出血はない場合

痛みや出血がない場合もとても不安だと思います。是非一度お気軽にご相談ください。
粘膜疾患は悪性のものである場合もございますが、初期は自覚症状がほとんどありません。口腔外科でしっかりと診断をすることで、病理検査・治療ができます。良性のものであればご安心なさってください。そのまま当院で治療をすることも可能です。悪性の疑いが強い場合には、早期治療のため、適切な対応をご提案させていただきます。
また、当院は口腔外科のみ当院への受診にも対応しております。口腔外科の治療が終わった後にかかりつけの歯医者に戻っていただいてもかまいません。詳しくはよくあるお問い合わせでも回答しております。

舌癌の検査について

当院では舌癌のような口腔がんの検診を行っております。気になる症状がある場合にはお気軽にご相談ください。
日本口腔外科学会のページに舌癌、歯肉癌、口底癌の口腔内写真が掲載されています。「3. 口腔がんのセルフチェックのポイント」の各病名をクリックすると写真がご確認いただけます。症例写真には損傷がある口腔内の写真が含まれています。症例写真が苦手な方はご遠慮ください。
口腔がん検診についてはよくあるお問い合わせでも回答しております。

悪性が疑われた場合

悪性腫瘍が疑われた場合には、さらに精密な検査を行うため、提携する総合病院をご紹介させていただきます。

提携病院九州大学病院

〒812-8582
福岡市東区馬出3-1-1

 九州医療センター

〒810-8563
福岡市中央区地行浜1-8-1

 済生会福岡総合病院

〒810-0001
福岡市中央区天神1-3-46

 浜の町病院

〒810-8539
福岡市中央区長浜3-3-1

良性のものであった場合

当院で治療することが可能です。
症状に応じて、摘出・切除などの手術、お薬による治療、経過観察にて治療いたします。

手術が必要と判断した場合には手術をおすすめしていますが、いきなり手術をすることはありません。手術の必要性、緊急度、メリット・デメリットを説明させていただいた上で、患者様の同意を得た後、手術日程を決めさせていただきます。
また、腫瘍や嚢胞の大きさによっては全身麻酔下での手術が必要になる場合があり、その際には提携病院をご紹介させていただいております。

良性のものであった場合

病理検査

当院では病理検査も行っております。
病理検査では顕微鏡を使い、摘出・切除した組織の状態を観察し、その病変がどのような病気であったのか診断をすることができます。
摘出した腫瘍が悪性の場合には悪性腫瘍の早期発見につながり、良性の場合には良性であったことを確認することができます。
舌癌のような悪性の腫瘍が疑われた場合には、さらに細胞診検査などの精密な検査を行うため提携する総合病院をご紹介させていただきます。

病理検査

当院の特徴

外科手術が苦手な方のために

「お口の中にできものができたけど病院に行ったら手術されそう…」とそのままにしておられる方もいらっしゃるかもしれません。
お口の中の腫瘍・嚢胞はなるべく早く適切に対処することが望ましいです。
悪い物であれば早期に発見し、良い物であれば良性であったことをしっかりと確認し、「悪性だったらどうしよう」という不安から解放されましょう。

麻酔の痛みを抑える表面麻酔

歯科治療では「痛みを抑えるための麻酔(針)が痛い」というジレンマを抱えています。
当院では麻酔をする際の針の痛みから患者様を解放するため、表面麻酔(皮膚や粘膜の表面の痛みを軽減する麻酔)というものを行っております。表面麻酔によって麻酔針の痛みの大部分は軽減され、人によっては全く痛みを感じない場合もあります。

麻酔の痛みを抑える表面麻酔

電動麻酔器による痛みの軽減

麻酔時に痛みがある理由のひとつが、手動による麻酔薬注入では注入する圧力が一定にならず、圧が変わった時に痛みが出やすい事にあります。
当院では電動の麻酔を使うことによって、一定の圧力で麻酔薬を注入するため注入圧の変化による痛みを抑えてことができます。

電動麻酔器による痛みの軽減

麻酔薬と体温の温度差による痛み

麻酔時に痛みがある理由のひとつが、麻酔薬と体温の温度差にあります。
当院では麻酔を注入する前に麻酔薬を体温と同じ温度にまで温めることができるカートリッジウォーマーを導入しており、麻酔と体温の温度差による痛みを抑えることができます。

麻酔薬と体温の温度差による痛み

痛みに関するおことわり

当院では治療中に痛みを感じさせないために可能な限りの配慮を行っておりますが、全ての患者様で完全な痛みの軽減を保証するものではありません。
歯科治療が針を刺す、粘膜を切るなどの外科的な侵襲を伴う治療であるため、「絶対にチクリとも感じさせない」というのは困難です。
どれほど配慮しても患者様にわずかに痛みを感じさせてしまうことを心苦しく思いますが、どうかご理解いただければと思います。

環境作り

病院独特の雰囲気が苦手な方のために、なるべく病院感を出さないよう院内の環境作りにこだわりました。
「この歯医者さんなら怖くない・緊張しない」と感じていただけると嬉しいです。

診療案内

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